日本のBL作家が選ぶ「はじめてのボーイズラブ」を見た台湾人の反応

BL雑誌「on BLUE」のBL漫画家が選ぶ「はじめてのボーイズラブ」という特集が台湾で紹介されていました。自分自身にとっての「はじめてのボーイズラブ」について語り合う台湾人の反応をまとめました。
「15名の漫画家が語るはじめてのボーイズラブ」多くの読者が当時の少女漫画によって目覚めていた
先日発売されたBL雑誌「on BLUE」では、15名の豪華漫画家陣が集結し、初めて心を揺さぶられたBL作品についてBL作家ならではの視点で語ってくれました。先生方は当時の青臭さを思い起こしつつ、『トーマの心臓』や『BANANA FISH』『ミントな僕ら』『ぼくの地球を守って』など、少女漫画誌で連載された作品も挙げています。そして現在、この漫画家さんたちは自分の作品でボーイズラブの精神を伝え続け、より多くの読者にBLの素晴らしさを享受させてくれているのです。
BL雑誌「on BLUE」vol.22 表紙は紀伊カンナさんの「春風のエトランゼ」
この特集に参加した作家:紀伊カンナ、ためこう、秀良子、のばらあいこ、彩景でりこ、ハヤカワノジコ、たなと、松本ミーコハウス、紗久楽さわ、京山あつき、新井煮干し子、黒娜さかき、ダヨオ
今回の雑誌で特集されたテーマは「はじめてのボーイズラブ」
雑誌には漫画家へのインタビューや各作家の漫画の連載も収録されています。
紀伊カンナ『春風のエトランゼ』
松本ミーコハウス『ボーイズラブ!』
ためこう『カッコウの夢』
ダヨオ『YOUNG BAD EDUCATION』
先生方がBLの世界に足を踏み入れるきっかけとなった作品は…
『トーマの心臓』 作者:萩尾望都(1974年)
70年代の作家である萩尾望都さんがフランス映画「悲しみの天使」をモチーフに描いた少女漫画で、人と人との愛情や宗教がテーマになっています。
『BANANA FISH』 作者:吉田秋生(連載期間1985年〜1994年)
ニューヨークのストリートキッズのボスである「アッシュ」は幼少期に性犯罪の被害に遭ったことから、心に大きな傷を負いました。ニューヨークに取材に来た大学生の奥村英二に出会い、お互いに信頼関係を築くことでアッシュの心の傷は少しずつ癒えていきます。
『ぼくの地球を守って』 作者:日渡早紀(連載期間1986年〜1994年)
『ぼくの地球を守って』の女キャラ「槐」が「一成」という男として生まれ変わるという設定はとても印象深いものでした。これもあって、一成は周りからホモだと勘違いされていたこともあります。
『ミントな僕ら』 作者:吉住 渉(連載期間1997年〜2000年)
ミントな僕らの女装要素、いま考えると、確かにとっても潜在力のあるテーマですね。
わたしのボーイズラブのきっかけですが、N年前の『シャーマンキング』や『幽☆遊☆白書』『封神演義』の同人作家さんたちにホントに感謝です~~。
台湾人の反応
- 最後の一枚で『こどものおもちゃ』を思い出した。
- あと、竹宮惠子先生の『風と木の詩』とか青池保子先生の『エロイカより愛をこめて』も名作だよ!
- 『ミントな僕ら』で目覚めさせられたのは姉への恋ってトコロじゃないのかw
単に可愛い女装男子っていうなら、『やまとなでしこ同盟』(野村あきこ)も名作だよ。 - 『ミントな僕ら』ならオジサンなボクも読んだよ…擬似百合(主人公の男とその彼女)+女装少年+シスコン。BLな感じはないなあ。
- 『ミントな僕ら』で一番良かったのはあの写真だけだ。
- あえて佐々×のえるを無視するのやめて? ファーストキスも捧げてるのに…。佐々の子供の頃の初恋はのえるなんだよ! 当時、佐々とのえるがくっつかなかったのがすごい恨めしかったわ…大人になってから、これもBLだったんだと分かってビックリしたw
- 厳密にいうと、『こどものおもちゃ』もそうだけど、もし、BLに目覚めた作品に『封神演義』を挙げたら年齢バレるよね(?)
- CLAMPの聖伝?
- 聖伝に1票
- 『シャーマンキング』に1票
ホロ蓮は最高に萌えるwww- 同志よ!!!(握手)
露天(訳注:台湾のオークションサイト)で日本の作家さんが描いたホロ蓮同人の古本探し出したよwww(古本だけど新しいのより高いのがめちゃくちゃ多いよね、入手困難だから)
- 同志よ!!!(握手)
- 『封神演義』に1票
『ミントな僕ら』のお兄ちゃんのくだり、KISSしかなかったのはすごく惜しかったwww - ハンターだな
- 私はハリポタの同人で初めてBLに触れた…
- 絶愛がないとは…
- 初めて見たBLと言ったら、台湾の絵描きさんが描いた断袖だわ。
中国で歴史的にも有名な物語だよ……
30 件のコメントがあります
初めてのBL…小学生の頃の「イブの息子たち」か「パタリロ」のどっちか。
「トーマの心臓」は、なんとなくいつ読んだか覚えてない。
しかし当時は色々溢れてたけど「これ子供が読んじゃあかんやつ」と子供心に初めて自覚したのは「ツーリングエクスプレス」だったような気がする。
パタリロかな…
男なのに”美少年キラー”とか意味不明すぎワロタw
ソレ系の作品はネット時代まで存在すら知らなかったが
今思えばバーコードファイターはそうだったのかなあ…
マジレスするとデビルマンの明と了
セイント聖矢とミスター味っ子
そういやそうだで
昔の花とゆめってホモネタ満載だったなぁ…
子供の頃は普通に読んでたけど少女マンガとしては異質な雑誌だった
一方でブルーソネットみたいなハードな話も平気で載ってたし
トーマと僕地球は親の蔵書で読んだ。
自発的に読んだのはパタリロ!とラシャーヌ。
ラシャーヌの両刀なのといっつも「あーい!」で終わるのはわりと好きだったw
パタリロは子供の頃BLだと気付かず観てた…。
カードキャプターさくらの桃矢と雪兎さんに違和感を感じ、そこから同じCLAMP作品の東京BABYLONでずるずる、ずるずるとその道に導かれていったのだった。
絶愛とは懐かしい
キャプテン翼だなぁ…
ファンロードの同人誌通販紹介のページに掲載されていた
健小次本のとある1ページ(めちゃくちゃ小さい紹介)の画像がBLくさくてときめいた
今でも覚えている、若島津に壁ドンされる小次郎のコマ
結局その本は買うことはなかったけど
あのたかが縦2cm程度の小さい小さい画像の中段にあったコマのせいで……
>ファミリーBLです。
・・・ちょっとした一言だが扇子で頭蓋カチ割られて、脳漿零れるのを
泣きながら必死で押さえてるような衝撃と困惑覚えたw
地球へ・・か
いや違うか別にBLに目覚めたワケじゃないし
読んだことないけど『風と木の詩』
あの寺山修司が「日本の漫画の歴史は『風と木の詩』以前と以後に分けることが出来る」と評したホモ漫画らしい
人生で初めて見たBLは友人が合宿に持ってきた同人誌
あんまりにも隠すから意地になって見せてもらった。
今じゃ有名作家になってるから名前は言わないけど☆矢でホモでした。
トーマが出てるのに風と木の唄が無いだとぅ⁉
間違えた。唄じゃなくて詩だった。
最初に読んだのが純情ロマンチカで
次に読んだのがハイブリッドチャイルドで
最後に読んだのが世界一初恋だよ
高校の頃BLも腐も知らなかった私に友人が勧めてきた
今でも好きな少年漫画の二次創作BLとかは嫌いだけどこの三作品は心理描写とかが好き、面白かった
最近同じ事の繰り返しだけど
アニメのOPEDも君=花、アイコトバ、相生とか切なくて大好き
あ、でもこの台湾人のラインナップがアリならカードキャプターさくらかもしれん
お尻の穴が痒くなる漫画
JUNEの間の楔。ジュネって雑誌自体が衝撃的だった。3ヶ月に一回発行なんだけど、待ち焦がれてたな。今よりタブーな感じでグロだったよ。
BLを許容したのは歴史小説に出会ったから。
BLに恐怖を抱いたのはワン◯ースのチョ◯パー総受け本に出会ったから。
やおい穴なんてありません!!
初めて見たのは絵も上手じゃなくて嫌悪感抱いたんだよねー。
本橋けい子さんの絵をもっと下手にしてバリバリ伝説書いた人みたいな線書く人で、作者名思い出せないんだけど誰かわかるかしら。
小学生の頃、病院の待合室に置いてあったフツーのマンガ雑誌(だったと思う。それ以外は男女の恋愛マンガだったし)にサラリーマンぽい人同士のHシーンとかあってスゴい衝撃的でした。
どうりで男の俺がBLに拒否感や嫌悪感がないわけだ。積極的に好きってわけでもないけど。
幼少の頃、読み漁った母の部屋にあった漫画の中に「僕の地球を守って」「トーマの心臓」「BANANA FISH」があった。
俺は知らない内にびぃえる時空の英才教育を受けていたらしい。
花ゆめは、微BL話満載だったねえ。うちにあるのは「僕地球」「ここはグリーンウッド」か…。
花とゆめなら星野架名の緑野原シリーズも。
婦女子ポジの娘もいたなあ。
星矢とかキャプテン翼が餌食にされていたとは夢にも思わなかった。
初めて見たBLは15年ほど前で、DAIGO姉の作品だったよ……
自分は赤僕だったな…
男でボーイズラブには興味はないんだが、少女漫画を読んでるとちょくちょくあるよな
そもそも女性視点ならではの少女漫画に登場する男の繊細さからしてそういう危うさを感じさせるけど
ミントな僕らはどちらかというと自分も女装してみたい、女装少年可愛い、みたいな漫画だったような気がする