【悲報】水がわりにペットボトルのジュースを飲んでたら13歳で糖尿病になりました

コンビニや自動販売機などどこでも手軽に買えるジュース。毎日飲んでる人も多いのでは?
書田診療所の新陳代謝科主任の洪先生によると、13歳で糖尿病になってしまう男の子まで出てきたそうです。その男の子は小さい頃から毎日ジュースを飲んでいたのです。
問診の際に、児童および青少年の糖尿病患者に共通して診られるのは、皆日常的にジュースを飲む習慣があるということです。毎日、何杯かのジュースを飲むといいます。ジュースは主に砂糖や水から作られているので、高カロリーなうえ、全く栄養がありません。100mlあたり50キロカロリー以上あります。成年男性が毎日消費できるカロリーは2,200から2,300キロカロリー。女性では1,500から1,700キロカロリーです。500mlのペットボトルだとすれば、ひとつで250キロカロリーはある計算になり、もし、毎日何杯かのジュースを飲んで、さらに3食の食事を摂ると、一日に必要なカロリーをゆうに超えてしまいます。これが長期間になると肥満になり、糖尿病等の成人病を引き起こす原因となります。
ジュースなど糖を多く含む飲料を少し飲むくらいでは太りませんが、長期間飲むと、その他の栄養素が糖によって吸収を阻害され、欠乏してしまいます。このとき欠乏しやすい栄養素として、鉄分、葉酸、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンCなどがあげられます。
鉄分、葉酸が欠乏すると貧血を引き起こし、ビタミンB1が不足すると疲れやすくなり、食欲減退、体重の減少などの症状がでます。もし、ビタミンB2が不足すると、口内炎や皮膚炎、目の疲れなどの症状。ビタミンB6が欠乏するとたんぱく質と脂肪の代謝に影響がでます。ビタミンCの欠乏は歯茎からの出欠、血液の病気等の症状が出るおそれがあります。
毎日ジュース飲料などを1リットル飲んだ場合、1週間で水溶性ビタミン欠乏の症状がでます。これを3,4年続けると血糖値は高い状態が続き、警戒期に入ります。たとえ、ここで生活を調整しても上がってしまった血糖値を下げるのは難しくなります。もし、このような状態が10年続いたならば糖尿病を発症する可能性は極めて高くなるでしょう。
そのため、ご両親は子供たちの飲み物の習慣を見直し、糖分の多いジュース等は控えるよう指導する必要があります。学生たちもファーストフードなどで毎日ジュースを飲んでいると、肥満など見た目の問題だけでなく、若いうちから毎日薬を飲まなければならない生活になってしまうリスクがあります。